2016年4月4日月曜日

WBSの作り方の本を読んだ

この前WBSについて触れたので、WBSの本を読んでみた。




見積もりに対するアプローチ

前回の書籍で見積もりとはカーナビで到着予定時刻を算出するようなものという例えに感銘を受けたが、こちらの書籍でも不確定要素のある部分は粗いWBSを作成しておき、不確定要素が明らかになった段階で詳細に見積もると紹介されている。とりあえず全体を把握することで、一つの指標として役立つという点では同じアプローチ。

タスクの洗い出し方

いきなりタスクを洗い出すのではなくて、ゴールを明確にすることが大事。次にツリー形式でタスクを洗い出す。これは特に形式ばったものでなくて、ゴールを目指して部分作業へトップダウンで書いていけばよい。ホワイトボード等に付箋を貼って線で繋げたり、ノートとかに手書きとかでOK。で、これを基にWBSを作成していく。最後のページにWBSのテンプレートが載ってるのでこれを参考にすると良いと思う。


 かなりおおざっぱに書いてしまうとこんな感じ。

工数の算出

2章の最初に工数を算出する手順がかかれている。

  1. ボトムアップで所要工数を積み上げる
  2. 実行順序の整理(依存関係や並行化の見当)
  3. 期間の決定
  4. 期間短縮の検討
具体的にどう工数を見積もるかは、4章の方に書かれているが、要はすべて網羅することと、前回書籍のように予定と実績の記録を付けて自分の中で精度を上げていくしかないだろうな。あとは、依存関係のあるものを変な順番で作業にとりかかってしまって、待ち時間等で浪費しないようにというところだろう。それに加えて、工数算出時に期間短縮のアプローチが紹介されている。しかし、期間短縮というのは、 何かの犠牲が伴う。

  • 残業や休日作業でカバー
  • スコープの縮小
  • ファストトラッキング
  • クラッシング
 1つめはうーん....犠牲がいっぱい。本書でもやらない方がいいと書かれている。自分に一番当てはまるのがスコープの縮小で、前回のと少し前の書籍で言えば完璧主義をやめるって話なんだけど、それをスコープの縮小という言葉で表現されている。 ファストトラッキングは複数のタスクを並行化するというもの。これがピンとこないのだけど、一方を前倒しして開始できるというのがメリットかなと解釈。クラッシングは人員追加して作業を短縮しようという話。

タスクのバッファー

前回の書籍だと、だいたいスケジュールは遅れるものと書かれていたが、今回の本では、バッファーが多く含まれる点に注意とある。まあ、作業は遅れる傾向にあるものの不要なものまでにもバッファーを入れてしまうのを注意ということだろう。

まとめ

やっぱりチーム作業が前提になっているので、なかなか個人の作業見積に適用できるポイントは少ない。チームの方が改善の余地があるってことなのかもしれないけども。まあ全体を漏れなく網羅して、トライアンドエラーをした結果を記録して改善していくしかないという結論。


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