2016年2月3日水曜日

「TAXIブルックリン」私流の楽しみ方と感想


シーズン1で打ち切りで、評価も低いTAXIブルックリンだけども、私流の楽しみ方をお話したい。若干ネタバレを含みます


TAXIブルックリンとは?

Youtubeのトレーラーでも貼っておこうと思ったら、公式動画はなし...(一応、公式アカウントはある模様)

dTVでの説明欄は、

説明なし....

日本語Wikipediaもなし、シーズン1で打ち切りになったとのことで、なんかもう無かったことにしようとする勢い。

一応、日本語公式サイトなるものの説明によると、

 運転が苦手な堅物女刑事と、陽気な凄腕タクシードライバー。
対照的な2人がコンビを組み、強盗殺人事件の捜査を開始する。
NY市警の刑事キャット(カイラー・リー)は、とても真面目で優秀、しかし極度の運転音痴というハンデを背負っていた。免許の試験に3回落ち、2台も廃車にした折り紙付きのキャットは、ついに上司から車を没収されてしまう。そんな彼女がひょんなきっかけでコンビを組むことになったのが、故郷フランスから離れて暮らす陽気なタクシードライバーのレオ(ジャッキー・イド)だった。
TAXI ブルックリン | AXN Japan

カーアクションは地味だが

あのリュック・ベッソンのアクション映画「TAXi」シリーズをフランス・アメリカ合作で連続テレビドラマシリーズ化されたものらしいのだけど、このドラマは映画とはテイストが異なる。

ブルックリンの街を疾走するシーンやドリフトしながらカーチェイスするシーンもあるけど、映画「TAXi」のイメージからすると、え?それだけ?という物足りなさがある。

映画と比べたら1話ごとの制作費用が少ないのかもしれない。しかし、主人公レオは車好きという設定だが、そういう演出が少ないことからもカーアクションに力を入れる気があまりないように感じられる。

そのためカーアクションでドキドキすることはないけども、これはメリットでもあって、寝る前とかに見ても寝付きの妨げにならない。非日常的なほのぼのNYを楽しみながら寝付けることができるため、ちょっとした現実逃避に最適である。ウォーキングデッドやヒーローズ、ブレキングバッドなど、先の展開が気になって睡眠の妨げになる心配がない。

キャラクターが良い

私の一番好きな部分である。個性が強いキャラクターというよりはステレオタイプな感じで、寝る前に見ていても分かりやすくて良い。

主人公の刑事キャット(サリヴァン)は、ボーイッシュな髪型の見た目とは裏腹に、ナイーブで、母親のセックスの話とかになると手で耳を塞ぐ乙女っぷり。制作陣のギャップ萌えを狙ってる感じが伝わってくる。

もう一人の主人公タクシードライバーであるレオは人なつっこくて、誰とでも仲良くできるタイプ。サリヴァンが潔癖な感じとは対照的。

8話ではイラン人やユダヤ系、イギリス人が登場しステレオタイプ極まれりである。

野次馬映ってる

またしても8話についてだが、車が事故するシーンにスマホで動画か何か撮ってるやつが映ってる。

詰めの甘さ、愛すべきTAXIブルックリンである。

補足:このシーンは事故したから野次馬が集まってきてスマホで撮っているのではなくて、ほぼ事故と同事に映ってたシーン。つまり、ここで事故があることを知っていたとしか思えないような映り方

設定の必然性が薄い

TAXIブルックリンというタイトルだが、タクシーあまり関係ない。まあ、そもそもリュック・ベッソン監督の映画「TAXi」シリーズでも、タクシーである必要性はないのかもしれないが、このドラマ版はカーアクションが地味であることからも、別に車をフィーチャーする必要がない。どちらかというと刑事もの。

 例えば映画みたいに2時間で刑事に付き添うストーリーならまだ耐えられそうな設定だが、連続ものだと、いい加減いつまでタクシー運転手が警察署に入り浸ってるんだ?という疑問が湧き、同僚のパトカーに乗せてもらったらいいじゃないかと思うことがある。

愛すべきTAXIブルックリンである。

この制作側のさじ加減な設定も安心して見られる要因である。

最終話は見ない方がいい

最終話は一転、ハラハラドキドキする展開だ。逆に言うとTAXIブルックリンらしさがない。

見終わると「ここで番組の途中ですがニュースをお伝えします」みたいな勢いで話がぶった切られた気持ちになる。もう完全にシーズン2ありきの終わり方。

というか、アメリカドラマあるあるだと思うのだけど、シーズン最終話で話をめちゃくちゃにして、視聴者を次のシーズン見たくてしょうが無い状態にし、次のシーズンの冒頭でオチを付けてめちゃくちゃ具合を調整するのをよく見かける。個人的にはストーリーを犠牲にしてる部分があるので、やめて欲しい手法だ。まあ、次のシーズンへ繋げた者勝ちということだろう。
TAXIブルックリンはもう打ち切りが確定していて、一発逆転でも狙ったのかもしれない。そんな最終話。むしろこの終わり方のせいで評価が低いのではないのか?なので最終話はお勧めできない。10話か11話くらいで視聴を止める方が満足度は高いと思われる。

まとめ

このようにほのぼのNYとツッコミどころを楽しむドラマである。寝る前に気分転換したい人にお勧めしたい。シーズン1で打ち切りなのが非常に残念である。

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