海外ドラマ「セカンドチャンス4話 受け入れがたい真実」の感想
セカンドチャンスはdTVで見ているのだが、前回見た時から評価が0.1下がってた(5点満点中4.6点)。この回が公開されたことで評価が下がったのか、初視聴の人がイマイチに思ったかは不明だが、この4話は一番面白かった。
以下ネタバレを含みます。
3話の最後、デュヴァルにジミーは実の父親だとカミングアウトしてどうなるんだろうと思っていたが、バレてしまったからこそ、老いたジミーが女、酒、音楽に溺れて醜態を晒してたり自殺したと思われてることへの汚名返上できる機会となった。まさにセカンドチャンスな展開。
当然ながら序盤では蘇った父親と知ったデュヴァルは激しく困惑していた。その困惑ぶりを見たジミーが「ガキを卒業しろ」と言うのだが、言われた矢先に強い酒をあおったり、娘に当たったりと態度がガキだったので何か可愛かった。
この4話ではデュヴァルを筆頭に困惑する描写がたびたびあったので箇条書きにしてみた
- ローテクFBIのデュヴァルはハイテク人工知能アーサーにも困惑
- 親子だとバラしたのはメアリーなので当然ジミーも困惑
- ジミーの愚痴を聞かされる人工知能アーサーも困惑
- 父親に理不尽に怒られグレイシーも困惑
- デュヴァルの報告書に上司も困惑
というわけでデュヴァルは蘇った父親を受け入れがたいのだが、それに対してジミーは事件捜査が息子との関係を繋ぐ鍵だと言って未解決事件をほじくり返してくる。どんだけ息子と捜査するの好きなんだよ!と思っていたが、ジミーが爺さんだった頃に息子が捜査の相談で頼って来たのがよほど嬉しかったようだ。第二の人生で息子と捜査したいというのが、なんか納得できた。
で、父子しか知り得ない話題でのやり取りであったり、事件捜査を通してのコミュニケーションで徐々に親子の会話になっていくのが面白かった。
しかも、ジミー死後も息子は「ガキを卒業しろ」と言われたのが頭から離れなかったのだが、それが事件解決の糸口になるという、セカンドチャンスらしいよくできたストーリーだなと思った。序盤のデュヴァルの困惑ぶりをうまく利用してる。
とは言え、相変わらず事件の犯行動機は不明確なまま話しが終わってモヤモヤする。今回は精神壊れた人の勝手な妄想で人を殺してたってところだろうが、3話同様その背景がわかるようでわからない(見落としてるかもしれない)。
ちょっと笑ってしまったのが、プールでジミーが被害者を救出する時に超人的な脚力でプールの底から飛び出てくるのだけど、まあ、その脚力はいいとして、プールサイド着地時に被害者役の人が足を強打してて笑ってしまった。さらにその足に解毒剤の注射を勢いよく刺されて気の毒だった。(おかしな物理法則のシーンだったから笑ってしまったけど、よくよく見返してみると笑えないくらい足ぶつけてる.....)
そんなこんなで1話~3話で語られているである第二の人生は息子と一緒に捜査したいという夢がうまく収まってハッピーエンドだったのだけど5話以降どうするんだ?
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